先日、旧姓家族メンバーで(母・兄・わたし・妹)3泊4日で立山・黒部アルペンルートへ行ってきました。

①出発編↓↓



②室堂平散策とお夕食編↓↓



③黒部アルペンルート編↓↓



④2日目のホテルでの夕食と朝食編↓




昨日は一旦旅行記はお休みして料理をアップしたら、案の定サチャンから「楽しみにしてたのに!」とLINEが来ましたが、多分この旅行記楽しみにしてるのはサチャンとばーちゃんだけやと思うでw


というわけで、前回は2日目に泊まったお宿での不思議な出来事と(ちょっとしたミスなだけ)美味しい夕食と朝食編でしたが、今回はいよいよ3日目の話です。

朝、ホテルを出発した時には雨は降っていなかったのですが、タクシーでおよそ75分、向かった先は今夜お世話になる宇奈月温泉なのですが、その道中で予想通りの雨になりました。


タクシーの車内に響き渡る雨音を聞きながら、ここでもタクシーの運転手さんに相談しました(しつこい)。

宇奈月温泉に泊まることはもう決定しているんですが、こんな雨なのでトロッコ電車に乗るかどうか問題。

しかしやはりここでも、せっかく富山に来られたんならばトロッコ電車が良いでしょう!とのこと。
ただし、雨なので壁のある車両に乗りなさいよ、ちょっと割高にはなるけれどね、とのことでした。

(そう、運転手さんは吹きさらしの壁のないトロッコにはくれぐれも乗りなさんなよと仰ってた)

ホテルに一旦寄って、スーツケースなどを預かってもらい、黒部峡谷トロッコ電車の駅へ。
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我らの行程予定としては、これからトロッコ電車に乗車し、約80分間かけて終点の欅平まで行き、雨の様子を見ながらそこから少し散策をしたり、お昼ごはんを食べたりすることになっていました。

あ、言うのを忘れていたかもしれませんが、この旧姓家族旅行ではいつも綿密な計画に基づき、分単位で行動が予定されております。
全員正真正銘バッキバキの典型的な絵にかいたようなA型。
それが旧姓家族の旅行ですから!ノープランノーアイデア、何もしない休日を楽しむオット(同じくA型やけれども)との旅行とは正反対です。

欅平でお昼を食べる時間が遅くなれば、今度は宿に帰ってからの夕食に差し支えてしまい、美味しくいただくことが出来なくなる中高年あるあるなので、なるべく早く欅平に向かいたい。
夕食前とか関係なく、途中で食べ歩きとかできるタイプの方がほんと羨ましい。
ご当地ソフトクリームとかみたらし団子とか食べてみたい。


と、急いで窓口で切符を買い求めようとするとまもなく10時。
3分後にトロッコ電車が出るところ。
これに乗れば、欅平には11時21分には到着し、そこから歩いて昼食場所へ向かえばちょうどお昼になる計算!
もともとの母の作成した予定表ではこれに乗ることになっていました。



がしかし、この10時3分発のトロッコ電車には普通客車しかない電車(オープン型車両)で、つまりタクシーの運転手さんにくれぐれもそちらにお乗りなさいと言われていたリラックス車両(雨でも全くぬれずに快適)が付いていない!
リラックス車両のトロッコ電車の出発までには、まだ40分もある。
そうなると昼食をとる時間が遅くなってしまう(オットなら間違いなく言うだろう、そんなに急いでいかなくても次の乗ったらいいやんとw)!

計画通りに動きたい人の結論:10時3分のに乗って行こう!全員一致!


オープン型の車両は壁が無いタイプですが、何と言ってもわたしたちはそのためにレインウェアも用意して来ている。
まあこのくらいの雨ならきっとレインウェアさえも必要無いとは思うけど、もしものために着とく?防寒にもなるし?と気軽な気持ちでレインウェアを着用し、トロッコ電車に乗り込んだ。

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壁無し車両に乗り込み、雨だけど関係ないね!とばかりに余裕をかまして手を振って見せるわたしw
母とサチャンは100均のロングタイプのカッパ、兄とわたしは登山の時のウィンドブレーカーを着て、いざしゅっぱーつ!!!!!!!


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うわーーーすごい!
川沿いを走るトロッコ電車からの眺めはほんとに素晴らしい!!
まだまだ紅葉には早いですが、山の木々も川のせせらぎも最高です。
夏山もいいよね!
まるで水墨画のように山を覆う靄もまた美しい。

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若干川の色が雨のせいであれですが、関係ない!
壁が無い分、直接空気感を肌で感じられるのがなんと心躍ることか。


が・・・景色もいいんですが、ちょっと待て。
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しかし結構な雨の吹き込み具合になってきた。

まあ、カッパを着ていれば何の問題もありません。
カッパを着ているならば。


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ええ、どんなに雨が吹き込もうとも。カッパを着ているならば。



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ゲリラ豪雨のような滝のような雨になろうとも。


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ズサーーーーーーーーーーーッ
ものすっごい雨。
雨だけならまだ良かったかもしれないが、かなりの風もあるため、これが横殴りの雨となって我々に襲い掛かってくる。
もはや滝行のごとく叩きつける風雨にさらされている状態のまま、80分間の耐久レースである。


頭からすっぽりとカッパをかぶり、一番濡れないであろうシートの真ん中の位置に一列になって座り、前の人をも盾にしよう精神で、もはや微動だにしなくなった旧姓家族のメンバーたち。


カッパならなんの問題も無かった。
そう、ウォータースライダー的なお楽しみアトラクションとして楽しめるし。
水しぶきはかかってなんぼ!冷たくて気持ちよい!アハッ!的な。



ただ、思い出してほしい。
わたしと兄は膝まですっぽりと覆ってくれるカッパではなく、雨に対応しているのは上半身だけというウィンドブレーカーだったのだ・・・・・


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電車がカーブを曲がるごとにこの雨水がざばーっとお尻の下に流れてくるため、もはや下半身はパンツまでびしょ濡れ。
もちろんズボンは防水加工も撥水加工もされていない。
立ち上がったらばっちりお漏らししてるように見えたことだろう。
雨水で下半身びしょ濡れとなったせいでオバサンはすっかり冷え切り、手先は恐ろしいくらいに冷たくなり、惨めに濡れそぼつ、そして・・・








今朝2杯飲んだコーヒーがここで効いてくるわけですね。



あーーーーーーーーーーーーーーーーーー















トイレに行きたい
(申し訳ございません、トロッコ電車の車内にはトイレはございません)


もはや写真を撮る気力も無くなり、すべてをカバンの中に仕舞いこみ、前かがみになってなるべく小さく身体を縮め、前の席に座るサチャンの背中に隠れながら過ごすわたし。
多分顔真っ青。
鏡は見てないけどきっと青ざめてたと思う。

トイレのことをなるべく考えないようにしながら80分。



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サチャン撮影。

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これもサチャン撮影。
豪雨の中の水路橋(だろうか?)。


ってかどんだけ大きな雨粒!




そしてようやく!
ようやく終点の欅平の駅に電車が入っていき、わたしはというとまだ動いている電車の中からホームのどこにトイレがあるのかをしっかりと見定め、電車が止まった途端に弾丸のように飛びだしてトイレに飛び込んだのは言うまでもありません。
今のトロッコに乗っていた人は全員、雨にさらされて冷えきり、さぞかしホームのトイレは大行列になってるだろう!と思ったけど、人っ子一人も並んでなかったわ。


教訓:膝まで隠れる100均のカッパは優秀


気を取り直して。
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到着!
(仕切り直し)


ここから本当はウォーキングがてら歩く計画にしていたんですが、さすがに雨なので中止にし、お昼ご飯を食べに名剣温泉を目指して歩きます。

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雨だから歩いてる人ほぼいない。



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人食い岩。


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さっきまでトイレのことしか考えられなくなってた人。
歩いている間にズボンは乾きました。


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10分くらい歩いて到着!
本日のお昼ごはんはこちらでいただきます!


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わー素敵!窓際の席に案内してくださいました。
まるで宙に浮いているよう!

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外はごうごうと流れる川の音が聞こえています。


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お蕎麦と山菜の天ぷらのセットになっているものを頂きました。


これが!
びっくりするくらい美味しかった!
今回の旅の中でも一位二位を争うくらいの印象に残ったごはんかも!!

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山でとれた山菜。
ヨモギとかアザミとかむかご(実だけじゃなくて茎も全部)とか。
食べたことない葉っぱも!
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ここはわざわざ行くべきお店かも・・・!
お店の方もとっても優しくて癒されました。
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とっても美味しかったですーごちそうさまでした。





雨のため、お昼を食べただけで散策は中止に。
またまたトロッコに乗って宇奈月温泉駅に戻ります。

今度はちゃんと壁のある車両にw
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いや、でも行きしなに壁のない車両に乗れてよかったわ!
この壁のある車両だと、雨で窓ガラスが曇っちゃうし、景色もあまり見れなかったから。



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午前中とは川の色が違ってました💦



宇奈月温泉駅の足湯。
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座るところが濡れていたので入りませんでしたが、やっぱ入ればよかったか~
(さっきパンツまで濡れてた人が今更何を気にしているのw)


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日本酒の試飲スタンドもありましたが、品行方正な旧姓家族旅行なのでスルー。







いや、トイレに行きたかったということ以外はほんっとに楽しくて、壁のない車両に乗ってほんと良かった!面白かったし楽しかった!
このトロッコ電車での中では全員縦に一列に座っていたし、豪雨と室井滋さんのアナウンスの声でそもそも話し声も聞こえないし、一切お互いに喋らないままの80分間だったんですが、

それぞれ行きしなのトロッコの中で考えていたこと。


D兄「雨で相当冷え込むな。きっとお母さんはかなり寒がっているのでは?体調が悪くなっていたら大変だ」

サチャン「なんでお母さんが一番前の席で一番雨に当たりやすい席に座ってんの!D兄が一番前に座っていると思いきやお母さんに座らせて!!!」


かなえ「お母さんのことだからきっと寒がってるわ!具合が悪くなっているのでは?風邪をひいたのでは?頭痛になっているのでは?さっきカッパを着る前に脱ぐように言ったあの上着・・・・完全に着たままで良かったわ・・・!!!脱ぐように言った自分が悔やまれる!!!!!
ってかとにかくトイレ・・・・トイレトイレトイレトイレトイレトイレトイレトイあああああああーーーーーー限界ーーーーー」




子どもたち(子どもちゃうけど)はそれぞれお母さんのことをめちゃくちゃ心配していたんですね。
わたしは駅のどのあたりにトイレがあるかなとか、並んでたらどうしようとか、そんなことを主に考えていましたがw



一方そのころの母はというと








「え?全然寒くなかったけど?!
めちゃくちゃ楽しかったわ!!」




一番前の席を陣取り、子ども以上(子どもではない全員アラフィフ)にめっちゃ楽しんでたようで何より。




(あと1回だけ続きます)



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明日はお料理アップしますね。
昨日インスタのストーリーズにあげてた、フライパンで焼いてたアレのレシピを。
アレといえば、阪神優勝おめでとうー!






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