ブログを書き始めた18年前はたったの4歳だった長女なーさん。
幼いころからおしゃべりが大好きで、物静かなわたしから生まれたとは思えないほどに起きている間はずっと喋り続けているタイプで、学校から帰ってきても玄関を開けた途端からずっと喋り続け、ランドセルも降ろさずに台所の入り口に立ったままでずっと喋り続け、そろそろランドセルおろして宿題したら?と母さんが口を挟む隙間が全く見当たらないほど喋りまくり、
この子は大きくなったらどんな子になるんかなと思ってたら、こんな子になりましたわ。
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もっかい撮りなおして!(×100)
なんか母さんのアングルおかしいねん。もっと被写体を中央に寄せてほしい。

(昨日:柴山潟にて→詳しくはインスタのストーリーにアップしてます)
撮ってる間もずっと喋っています。


そんななーさんもこの春はいよいよ大学を卒業しまして、家を出ることになりました。
新居も無事に契約を済ませまして、そろそろ新しい家電や家具を見たりですとか、どんなカーテンがいいですとか、食器や調理器具なんかはうちのを持って行ったらいいよとか、今はそんな時期です。
早い子だと高校を卒業時には家を出て行ってしまう子もいるだろうし、もしかするともっと早い子もいるかもしれないだろうし、うちはちょっと遅いのかもしれませんが、22年間という長きにわたって同じ屋根の下で生活できてきて、よかったなと思います。
一緒にいるといろいろ心配事は多いし、気になるし、口出ししたくなることはいっぱいあるし、面倒なことはたくさんあるけど、出来ることならずっとうちにいてほしいくらい!笑





そんな長女が、去年の6月ごろだったか・・・
東京に住んでいるお友達の家に遊びに行った時に、キッチンをお借りして料理を作ったそう。
調味料は塩、砂糖、油、醤油、胡椒、くらいだったかな、ちょっと正確には忘れてしまったけど、一人暮らしを始めて数か月のお友達の家には調味料もそんなに数が揃ってはおらず、調理器具も、調理家電も実家で何不自由なく生活していた時とは全く違って、あれはあるけどこれはない、これもない、そんな状況。
母さんのレシピのキャベツバーグと、人参のクミン炒め、ピーマンのきんぴら、、、、
料理を作りたいから今スーパーに来たんだけど、何を買ったらいいんかな!
となーさんからLINEが来たのです。

キャベツって1玉買ってもいいん?半分のを買うん?残ったらどうするん?
人参って3本入りのを買うん?1本でいいん?残ったらどうしたらいい?
きゅうりが安い!!!!!!10本入りやねんけど・・・これ何にするん?


もうLINEの通知が止まらない!!!




数日後。



それは東京から帰ってきたなーさんと一緒にお風呂に入っているときでした。


突如なーさんが
「わたしのための本を作ってほしいねん!」
と言ったのは。

必要最小限の調味料、材料、調理器具で作れる初心者向けの一人分のレシピ。
もちろん時短で、簡単で、仕事から帰ってきても面倒じゃなくて、材料費が安くて、節約出来て、でもめっちゃ美味しいやつ。
人参やキャベツを使ったその余りをどう使ったらいいかが書いてあるやつ。


そんな本をわたしのために作って!
その本を持ってわたしは来年から一人暮らしするから!と。





立て板に水のごとく喋り続けるなーさんを置いて、先にお風呂から上がってすぐにそれをメモし、数日間はどんな内容にすればいいのかを考えました。
なんせなーさんはレシピを読まず、写真だけを頼りに作る前科がある。
イマドキの子はわりとそういう方が多いのかもしれないけれど、字が多いとそれだけで読む気が失せるので(そう!このブログのようにねwww)なるべく調理工程はシンプルに。
普通の料理本にはない、丁寧な一言アドバイスなどをたくさん入れる。
料理本では当たり前の表現をなるべく避け、わかりやすく伝える。
ひょうしぎり?いちょうぎり?ゆでこぼす?ナニヲイッテルノカワカラナイ←娘の声を反映
レシピの食材の切り方はどうやったら一目瞭然になるだろうか。

さらに写真ではなく、イラストで調理過程を書いたらどうだろうか。

昔、読売新聞の集金の時に貰う冊子の見開きページに、色鉛筆で書かれた手書きイラストコラムみたいなのがあって、小学生の頃それを見るのが大好きだったんですが、
あんな感じで調理ポイントがイラストで描いてあったら可愛くないか?


そして企画書を書き上げまして、ほめ弁シリーズ3作とらくべんを編集してくださった、元文藝春秋、現在ダイヤモンド社の井上さんにアポを取り、お時間を作って頂いてわたしのお話を聞いていただくことになったのです。

井上さんのところにも、我が家と同じ年頃の娘さんがいらっしゃるので、親目線から、子どもに伝えておきたい一人暮らしの自炊について、めちゃくちゃ話し合いました。


発案者はなーさんなんですが、なーさんにこんな本になったよと、こんなレシピを載せているよと見せると、

「凄い!!!!!!!!!
凄すぎる!!!!!!!!!!

求めていた以上の本になってる!!!!!!!!!!
完璧!!!!!!!!!!!」

とお褒めの言葉を頂きました。
(ほっ・・・)


ちょっとプロローグが長すぎてしまったんですが、
そんな次第で一人暮らしの自炊の本を作りました!


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新社会人だけでなく、学生さん、単身赴任の方、そしてわたしの母のように再び一人暮らしになった高齢の方にも、めちゃくちゃ便利に使っていただける内容になっていると思います。

早くみせたくてうずうず・・・!!
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初心者向けには書いてあるけど、レシピは1人前、もしくは2人前。




例えばですね、こんな感じ。
<鶏むね×玉ねぎ>だけで出来るおかず
冷蔵庫に鶏むねと玉ねぎさえあれば、この4種類のおかずが作れます。

・トマトもトマト缶もいらない鶏のトマトクリーム煮←これはフライパン使用
・レンジでさっぱり!鶏のごまナムル風←これはレンジ使用
・やさしいとろみでホッとする鶏のしっとり治部煮風←これは鍋使用
・材料少なめでできる!簡単チキン南蛮←これはちょっと余裕のある日用

こんな感じ↓

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①切り方はまな板の上の写真を載せたので、こちらを見ればなんとなくわかる。
②ポイントは、文字じゃなくイラストにて説明。
③母さん的アドバイスは付箋にて。
④調理時間、難易度、費用、調理に使うアイテムがアイコンで入れてあります。



今日はちょっと残業で遅くなったからレンジで作るレシピにしよう、とか
今日は時間があるからチキン南蛮にしようかな、とか
そんな選び方もできます。

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右ページのレッスン1のところをご覧ください。
このバリエーションで、
<卵×ハム>
<豚こま×じゃがいも>
<ひき肉×豆腐>
<豚こま×キャベツ>
<じゃがいも×ツナ缶>

こんだけの組み合わせ、それぞれ全部4種類のレシピが作れるようになっています、フライパン使用、レンジ使用、鍋使用、時間があるとき用。

どう?どう?すごくない?これ自分で思いついたときもう早く誰かに言いたくてうずうずしてた。
わたしが一人暮らしやったら絶対便利やと思う!



ちょっとホンマに長文になってしまったので、熱く書きすぎてお昼回ってしまった!
すみません、また続きは改めて書きます。



とりいそぎ、ご予約まで。
発売は2月15日です。
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