汁物を作るときの話なんですが、ただのお水で美味しく作れるんですっていう話。


基本的な汁物やお味噌汁やスープの作り方としては、
具材をお出汁やスープの素と一緒に煮るのが当たり前の世の中なんですが、
大抵のレシピには

・だし汁 2カップ

とか

・固形スープの素 2個

とか

・顆粒コンソメ 小さじ1


とか出てくるんですが、それ系無しで作れる利点など。

いや、かっこつけずに入れたらよろしいやん。
簡単に誰でも美味しく出来るならあるものを賢く使ったらよろしいやん、とも思うんですが、


でも入れずに作ったほうが美味しいんだけどなぁ。


ってただそれだけ。

自分の身体のために!無添加!自然派!ナチュラリスト!健康オタク!
とかそんなんでもなく、普段家で食べるものってこのくらい素朴なほうが逆に美味しいというか、別に入れずに作っても美味しく作れるなら入れんでええやん?

そもそもこれを思ったのが、まだ娘たちが幼稚園に行ってるころ(15年くらい前)だったんですが、ママ友と行ったランチのお店で出てきたスープ(細かく刻んだ玉ねぎ・ニンジン・セロリ・ベーコンあたりが入ってるだけの)がほんとに素朴で美味しく、いわゆるあの、コンソメ味バリバリのスープではなかったんですね。

素材+水+塩味

で、スープって十分美味しく出来るんだねって初めて気づいた。
わたしは料理をちゃんと勉強しに行ったわけではないから、そんなことすら知らんかったんですが、その当時のわたしにとってはちょっと衝撃的だったわけです。


その素材も和食のだしの基本である
・昆布
・いりこ
・かつおぶし

だけではない事実。
旨味の出る素材はもーっとほかにもたくさんあります。
いやむしろ味のない素材などない。においのない野菜などない。
もっと果物をまるかぶりして食べるみたいに、シンプルに料理をしたい。

例えばトマト。
トマトもうまみが強い食品なので、水とトマトを煮てお塩で味付けするだけで美味しいスープになりますし、

キノコ類もそう。
今はほぼ菌床栽培のキノコしかスーパーにはなかなか売っていないけど、その中でもお勧めなのがマイタケやえのき。あとちょっとだけ高いけど、本しめじもめっちゃ美味しいだしが出る。

他にもジャガイモをはじめとする根菜も実はうまみの強い素材なので、スープにするとめっちゃ美味しいです。もちろん塩だけで。


あと、肉類、魚類、卵などのたんぱく質もすべてうまみ成分がたっぷりあるから、これらが入っている汁物はしょうみ出汁とかなんとかの素は入れんでいいと思う。
入れちゃうとすべておんなじ味になっちゃうけど、入れずに作ると無限の美味しさを味わえるから、ぜんっぜん飽きないっていうのがいい。

魚介はめっちゃいい味でるよね。
貝とかすごい。タコもすごい。でもじゃこもすごい。

調味料にもうまみ成分をたくさん含んでいるものがあるから、それもうま~く組み合わせることで、もっと変化をつけつつ無限に楽しめる。
例えばお醤油、味噌、ナンプラー、オイスターソース。
発酵食品もうまみ成分の宝庫だから、キムチや納豆、白菜のおつけもんやらザーサイ、高菜漬けなどなどもすご~く味が出ます。

昔の人って、そんななんちゃらの素とか無くても全然美味しく食べていたわけじゃないですか。
そもそもそんなんが無い国だってあるわけやし。



まあ、だから何?
って言われればそれまでなんですけどw

そのほうがわたしは美味しいと思うで、っていう個人的な好みの話。
スープの素などを使う利点としては、使う素材に左右されずに安定した美味しさが提供できるって言うところだろうなと。
こういう素材頼みのやつは、ボーっと何も考えずにレシピ通りに入れたらいいだけってわけにはいかなくて、素材の状態によって味付けを微妙に調整しなあかんから。

だから忙しくて味見なんて悠長にしてられへんわ!って時は鶏ガラスープの素も使う。
万人に簡単で美味しくを追求するお仕事のレシピではバンバン使う。



気が向いたらやってみて。
別に他を否定しているわけでは全然なくて、みんな違ってみんないい。
好きな人は好きだろうし、全然美味しくない!って人もいるだろうし。
こんなやり方もあるよっていう話でした。
もし、汁物のもっと美味しい作り方を試してみたいって方がいらっしゃれば。

食べていて疲れない味です。

DSC_0029
冷蔵庫の中にあるもんでいつも適当に作っている汁物。

これは半分だけハンパに残ってたしめじ、少し柔らかくなりかけちゃったトマト1個、朝ごはんの残り物のハムがぺろ~んと2枚だけ、それと卵2個。
考えてみたらうまみ成分の強めの素材ばっかりの組み合わせだったんですが、めちゃくちゃ美味しく出来たので良かったら騙されたと思ってお試しください。

【しめじとトマトの卵スープ】


材料(2人分)調理時間10分
・しめじ 1/2パック
・トマト 中1個
・ハム 2枚←無くてもいいで
・卵 1個
・ごま油 小さじ2
・水 400㏄
・塩 小さじ1/2
・醤油 大さじ1/2

作り方
1)しめじは石づきを取って小房に分け、トマトはざく切り、ハムは適当に切る。
2)鍋にしめじとトマトを入れ、ごま油を回しかけて中火にかける。塩を加えてトマトが崩れるまで炒めたら、水を注いでひと煮立ちさせる。ハムがある人はこのへんで入れておく。
3)醤油で味を調え、最後に溶き卵を流し入れて大きくかき混ぜて火を止める。お好みでブラックペパーを振っても良い。


※とろみをつけるならば、手順3で醤油を入れた後に水溶き片栗粉(大さじ1)を倍量の水で溶いたものを流し入れてとろみをつけます。卵を入れるのはそのあとで。

※塩はわたしは普通のスーパーで普通に売ってる、伯方の塩を使ってます。お使いの塩によって塩味の感じ方が変わるので、味見をしながら美味しい!と思うまで入れるのがコツ。慣れてきたらだんだんこのくらいっていうのがわかる。濃くなり過ぎたら慌てず騒がず、水で薄めればOK。

※味見してみて「あれ・・・?これ美味しい??え、薄ない?」ってなったら、もうちょっとだけ塩を足す。



味見して「うっま!」の瞬間を探るのが好きです。










一昨日の晩ごはん
DSC_0026
 9月3日木曜日の晩ごはん
*かぼちゃと豚肉の辛みそ重ね炒め
*しめじとトマトの卵スープ
*生ニラのコチュジャン和え
*パプリカのナムル
*お揚げのピザ(ハムとチーズ)

DSC_0028
5ミリ幅くらいに切ったかぼちゃと豚肉をフライパンに重ねて調味料を入れ、蓋をして蒸し焼きにしました。
美味しいんだけど、感動的に美味しい!って味にならなかったのでレシピは見送りました。









続きはメイさん↓