過去に書いて下書きに入れたまま公開していなかった記事です。(2024年7月26日に公開)


《先日9月4日の台風の時のことを、自分への戒めのために記録したものです》



人生でこんな恐怖を感じたことは今まで一度もなかった、今回の台風。

日頃の自分の備えがどれほどできていなかったか、自然をどれほど甘く見ていたかを痛感した。

IMG_1516
(その日の午前中のメイ)

どうせ台風がくるくる言うたって、いつもと同じくらいでしょと。
過ぎ去ってしまえば言うてたわりにはそうでもなかったねというくらいの規模で、家の中にさえいれば安心だし何も心配する必要はない、とそう思っていた。


長男は仕事が休みになったので家に居て、長女、次女も共に休校になっていたので久しぶりに母と子どもたち3人で過ごすお昼だ~何作ろうか~なんて浮かれていた午前中。
なーさんのリクエストでたらこのスープスパゲティを作り、食後の団欒タイムにオットからのLINEで、会社が閉まるからこれから帰るとの連絡。
IMG_1524


オットが帰宅したのが13時半頃。
そのころには急激に雨風が強くなり、オットが(自分で買ってきた)カレーを食べている横でわたしは、時折テレビを見ながらパソコンで文章を作成中だった。
外は大荒れになりつつあった。

洗い物をしたり、立ち上がって歩いていたりするとくらくらと目が回り、気分が悪くなるくらいマンションは揺れていた。
さらに言うと、南のベランダに面したガラス戸は、今にも割れんばかりの勢いで終始強い雨風に揺さぶられていたので、恐ろしくてすぐ横を歩くことさえできなかった。
今にもガラスが木っ端みじんに割れるんじゃなかろうかというくらいの風。

外を見るといろんなものが飛んでいるのが見えていた。
どこかの家のベランダスリッパやビニールシート、ごみ袋、プラスチックの何か、得体のしれない危険なものがたくさん飛んでいた。
向こうに見えるマンションの外壁は風にあおられて一部が剥がれかけていた。
別のマンションの蹴破り戸(隔て板、仕切り板)は全て突風により既に割れていた。
(この時は知らなかったが、すぐ近所のマンションに住んでいる知り合いのお宅では、実際に風で全窓が割れた)

強風にあおられた飛来物でこの窓ガラスも今にも割れてしまうんじゃないかと、カーテンを閉めた。
もはや外を見るのも恐ろしかった。


14時前くらいからだっただろうか、部屋の電気がチカチカっと瞬いたり、テレビが一瞬消えたり。
子どもたちはそれぞれの自室にいたのだが、あまりの外の物音とチカチカする電気に恐れおののいた長男と次女がそれぞれの部屋から飛び出してリビングへ集合する。
(この時なーさんはなんと自室で寝ていた)

これは一刻も早く書き途中の文章を保存してPCの電源を落とさなければと、慌てて保存ボタンを押すが、すでにネット接続は切れており、あああやばいなーってどうしよう、コピペして・・・と思った次の瞬間に完全に停電。
部屋の電気もテレビもエアコンもPCもすべて消えた。
聞こえてくるのは外の恐ろしい風と叩きつける雨の音だけになった。



いつもならば。


停電したってすぐに復旧する。
当然今回だってすぐに復旧するに違いないと、まだこの時は楽観的に考えていた。


しかし恐怖から来る腹痛で(緊張からもストレスからもすぐお腹を壊すタイプ💦)、停電の中トイレへ行ったわたし。
真っ暗闇のトイレの中で、スマホの明かりを頼りに用を足す。
1回目、水を流した後で気づいた。


嗚呼、これは1回しか流れなかった、最後の水の音だったということに(・・・いつもとは明らかに違う変な消え方をする水音)。



みんなごめん、トイレ使えなくなったわー母さんの後誰も入れなくしてしまったわーごめんー流れない、、、と謝りながら、洗面所で手を洗おうとするとここも水は出ない。

やかんに入っていた水で手を洗いつつ気づく。
(トイレの水を流す用に風呂場に水を溜めていない・・・・)
(え、台風の時って風呂場に水を溜めなあかんかったん?)
(停電したら水も止まるって知らんかったんやけどもどうしよう)



すぐに復旧するはず、こんなん台風が過ぎたらすぐに復旧する。
あと1時間もしたらきっと電気もつくし、トイレも水を流せる。






だんだん暗くなっていくのに、うちに電気が付かない恐怖。
暗闇がこれほどに怖いものなのかと初めて知った。

557745524.984514





この日は近所のスーパーやコンビニ、公共施設などのお手洗いを利用させて頂きつつ、


IMG_1535



晩ごはんはキャンドルの明かりの元で食べたんだか食べてないんだかわからない真っ暗闇でとりあえず何かを口に入れ、当然風呂にも入ることなく、




21時就寝。


うとうとしつつもエアコンが付けられない室内で大変寝苦しく、眠れない。
メイが廊下をカチャカチャと歩き回り、各部屋を覗いている気配がする。
こっちへ来て寝なさいと言っても、落ち着きなく歩き回る。小さな声で吠える。
(たぶん暑かったからエアコンを付けてくれと言っていた)





嗚呼朝よ早く来てくれ。
早く明るくなってくれ。

リビングのソファーに移動し、眠れぬままメイと一緒に朝を迎えた。




わたしはこういう緊急事態とか、予測不能の事態とか、いつもとは違う環境、慣れていない状況に非常に弱く、案外繊細なんだなということと(腹痛に不眠、そして安定の頭痛コース)

それに引き換えオットは、


何にも動じないっていう。
あんな大嵐の中、妻があまりの恐怖におなかを下したりしている間もソファーで静かに昼寝をし、家族全員久しぶりに5人集まったのがこんな時なのかという真っ暗闇での晩ごはんの後も、いつもと同じようにソファーでしばしうたた寝をし、
そしていかなる時も丁寧に石鹸で手を洗ってコンタクトは外すっていう←、


そんな人なんだなぁと、


改めてわたしたちっていい組み合わせの夫婦なんだなぁと思ったのだった、、、、💦
(少しは落ち着きなさい>わたし)



停電が解消したのは、翌日のお昼11時45分くらい。
それと同時に水もガスも使えるようになった。
うちはたったの22時間くらいの停電だったのだが、それでも長い長い時間に感じた。


あの台風の2日後には北海道を大地震が襲った。
未だ、停電していらっしゃるところにお住まいの方にとっては、もっともっとつらい時間が続いているのかと思うと、本当に心配だ。


557731714.374706
安全な机の下に潜るメイさん。
しかし母さんが立ち上がるたびにずっと離れず、ついて歩いていた。



今回のことで、今後すぐにでも備えておくべきものを考えてみた。

1.家族一人につき1本ずつの懐中電灯:人数分あったほうがいい。トイレは真っ暗だし夜中も歩きにくい。今回はすぅの大事なキスマイのペンライト3つ、すぅが中学の時に技術の授業で作ったらしい自家発電の懐中電灯、すぅが春のキャンプに行くときに買っていた100円ショップの懐中電灯、とすぅの持ち物が大活躍した。ろうそくはいつも食卓の上に置いてある電池式の物と、クリスマスの食卓に出てくる小さなろうそく(無印で購入)、電池式のろうそく(これも無印)でなんとか。もっと部屋全体明るく照らすものを買ったほうが良いのかとも思う。もちろん電池の予備も。

2.モバイルバッテリー:これも日頃から残量を気にするようにし、使ったら充電しておかねばならない。今回はわたしとオットのモバイルバッテリーが大活躍した。偶然にもどっちもフル充電してあったが、なんせ家族5人5台分のスマホ・・・・。充分とは言えないかもしれない。

3.やっぱ水(飲料用とトイレ、手洗い用)。飲料水のペットボトルは備蓄していたが、手洗い用には水を入れるポリタンクとかあってもいいのかも。

4.バケツ←何年か前に捨ててもーた。もういらんやろ!って(長男は布おしめで育てたから、おしめを漬けおくために23年前に買ったもの)要るね、やっぱり。洗面器ではあかん。

5.カセットコンロ:うちにあるのはIHの卓上コンロで、電気が使えなかった今回、全く何の役にも立たなかった。お湯を沸かすことができれば、カップラーメンも食べられるし、レトルトのカレーも食べられたのに。

6.あとはコンビニやスーパーでも買えたけど、身体を拭くシートやテーブルや手を拭くウェットティッシュもとても便利だった。しかし時期的なものなのか、スーパークールとかそういうボディシートしか売っておらず、肌が弱い人にはちょっときつそうだなとも思った。フェイス用と書いてあるものですら、シーハーする成分が入っているようだったから。
もしかすると赤ちゃん用のおしりふきのようなものがあると良いのかもしれない。







☆読んだよのしるしに、ぽちっと応援クリック→人気ブログランキングへ