今日は撮影があってこれから新幹線に乗るところなのだが、わけがあって予約した新幹線の時間より30分も前に新大阪にいる。
普段から社会人の常識として、10分前行動は心掛けているが(A型あるある)、流石に朝の忙しい時間帯に30分前に駅に到着はいくらなんでも早すぎる◀︎現にすることがなくてコーヒーを飲みながらスマホを充電中

さて。


今朝は、5時に起きた。
この春から末娘が高校生になったのに合わせ、彼女の家を出る時間に合わせて去年までより30分早めにおきるようにしている。
二人分の弁当を作って詰め、洗濯機を回しながら顔を洗って化粧をする。
化粧が終わる頃に洗濯機が止まるので、それらを干し、朝ごはんの支度をしながら娘を起こし、一緒に朝ごはんを食べる。
4月は学校関係の提出物が大変多いので、コーヒーを飲みながら入部届けだの、プールの許可証だのさまざまな紙に、保護者の名前を書き入れ印鑑を押しつつ...

そろそろ末娘が家を出る時間だなと、弁当の蓋を閉めてハンカチに包んでいた時のことだった。
静かな声で長女に呼ばれる。

決して大声とか緊急を要する声ではなく、小声で。
逆に妙な危機感を感じ、長女が呼んでいる場所に急いで行ってみると、


彼女はトイレのドアを開けはなち、こちらに背を向けたまま中を覗き込んでいた。


嫌な予感がした。
すぐさま、無言で彼女の肩越しにトイレを覗き込む。





…。



嫌な予感は的中した。


いつもの見慣れた我が家の、うちにたった1つしかない大事な懐かしのあのトイレはもう、そこにはなかった。

そこにはもう。



水がもう、みたことないくらいに溢れんばかりになみなみと。

タップンタップンと揺れる水面。



「流れないよ」



と、その溢れそうな水を静かに見守っている長女。
まるで一瞬でも目を離したらその隙に、水が増えて一気にこちら側へ溢れてしまうと信じているかのように。




何故今朝なのか。
何故今朝でなければならなかったのか。

一日中名古屋で仕事で、朝早くから夜遅くまで帰って来られない、今日。
もちろんオットも息子も仕事へ行かねばならず、娘たちもみな学校だ。


せめてこれが明日であれば、明日は土曜日で家族5人中の3人は家に居たであろうに。


すぐさま
《トイレ 詰まり 直す方法》
で検索をし、バケツの水を一気に流し入れて勢いで流してみよう的な、あわよくば流れるかもね的な、一か八かの勝負的な直し方に賭けてみたが、なんせ時間がない。

精神的なゆとりもない。




何故ならわたしは今、




猛烈にトイレに行きたかったからだ。



それでも10分ほどバケツの水を流してみる方法を試し、
(次こそは流れるはず!次こそは!)

そろそろあちらの限界も近づいたため、家を出ようと思っていた時間よりも30分も早く家を出たのだった◀︎駅の個室でゆっくりした時間を過ごすために


そして、母さんが一生懸命トイレと格闘しているうちにいつのまにか末娘は家を出たようだったが、




今朝5時に起きて作った弁当は、静かにひっそりと調理台の上に置かれたままになっていた。



っていうオチ。




なんて日だ。
トイレのドアには
《水が流れません!使用禁止!》
と張り紙してきました。

一番最後に家を出る息子、この時はまだ起きていなかったが今頃起きてあの紙を見ている頃かなぁ。








DSC_0018
昨日の4月26日木曜日の晩ごはん
*翌日に控えた撮影に備えて練習







ええ、翌日っていうのは今日のことなんですが、今日はこれから名古屋でテレビの撮影があるんです。
なので直前練習をして、それを晩ごはんに。



今朝はもう悪いことは全部起こったはずなので、もう今日はいいことしか起こらない予感。

泣いてなんかいない。




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