絶対ささみと思うやん・・・こんな切り方したら!
こんな切り方でフライなんてしたら、ただのささみのフライやと思うやん!
がしかし!
と、見せかけて!
実は胸肉。
胸肉をささ身風に料理してやった・・・・
これ、普通に削ぎ切りにして作ればよかったってあとで思ったけど(理由=ささ身に見えるからただそれだけ)、めっちゃ柔らかジューシーに仕上がったのでちょっとチキンカツする人の参考になればと思ってメモっておく。
めっちゃジューシー!柔らかチキンカツ
材料(4人分)
・鶏胸肉 2枚(600gくらい)
・塩 小さじ1
・砂糖 小さじ1/2くらい
・胡椒 少々
・フライ衣(薄力粉、溶き卵、パン粉) 各適量
・サラダ油 適量
作り方
1)胸肉は皮を外し、食べやすい大きさに切る(削ぎ切りでも、スティックでも)。塩と砂糖を振り掛けて手でよく揉み、15分ほどおく。この間にフライ衣を準備します。ボウルに卵を割りいれてお水(大匙2くらい)を入れて溶いたもの、薄力粉とパン粉はそれぞれビニール袋に入れておく。
2)フライパンに5ミリくらいの高さになるようサラダ油を注いで、170度から180度くらいの温度に温める。
3)1の肉にコショウを振り掛け、薄力粉→溶き卵→パン粉の順につけて2のフライパンに1つずつ入れていく。
4)片面がしっかりきつね色になったら裏返し、両面ともこんがりときつね色になったらバットにとりだす。
※砂糖はお肉の保水効果を高める効果があります。味はつかない程度に少量、表面に振り掛けるイメージです。
※お砂糖のせいで若干色が付くのは早いと思います。あまり身を厚く切らなければ、180度くらいの高めの温度でさっと揚げる方が中がしっとりジューシーに仕上がります。
※衣をしっかりと付けることにより、油に入れたときに膜となってお肉の中のジューシーさを保ってくれます。なので面倒でもつけてね。
さて。
先週末4月15日金曜日の晩ごはんです。
*ささみに見えて実は胸肉、しっとり過ぎるチキンカツ
*千切りキャベツ、レタス、レッドキャベツスプラウト、レモン
*かぼちゃの甘煮
*ナスとニラの甘辛ツナ煮
*お豆腐と茗荷のお味噌汁
胸肉をスティック状に切って唐揚げにしたり、フリッターのようにしたりするのが個人的にめちゃ気に入っておりまして、レシピにもめっちゃ挙げているんですが。
そもそもなんで、いつごろから胸肉をスティック状に切るようになったかと言いますと、話せば長くなるんですが・・・・・
あれは兄さんがまだ1、2歳の頃、保育所に通っていた時なんですが、夏祭りみたいなイベントに一度参加させていただいたことがありまして。
もちろんお仕事を持っているお母さまお父さまばかりですから、そういった保護者主体のイベントを行うのも一苦労なんです、役員さんになると。
はい、この時初めて子どもの「役員」というものになりました。
集まるのもみんな仕事が終わった夜でしたが、なるべく集まるのは必要最小限にとどめよう!とベテランのママ役員たちが工夫し、知恵を絞ってくださったおかげで、仕事を持ちながらもそういった役員仕事が出来ていたのではと思いますわ。
で、その時の夏祭りみたいなイベントで販売していたのが、紙コップに入ったスティック状の胸肉のから揚げ的なものでして、小さな子が手でつかみやすいし、子どもの口でも食べやすいし、噛みきりやすいし、めっちゃよかった!
胸肉は安いしヘルシーだし、なんといってもうちのオットがもも肉苦手なのでこの切り方で作る唐揚げは定番になりました。
という特になんのあれもない昔話なんですがw
なんでこんな話をしたかと言いますと、昨日実は中学校時代の同級生の弾き語りライブにオットを誘って行ってきたんですが、こういうライブに参加するのは初めてでした。
(キスマイのライブとかしか行ったことなかった、、、、)
お客さんはゆったりとソファーに寛ぎながら、歌を聞かせていただくんですが、
歌と歌の合間に話をするんですね~
ゆったりと。
最近こういうことがあってね・・・
うちの近所には海があってね・・・・
一人でスーパーマーケットに買い物へ行った時のことなんだけど・・・・
ぽろ~ん・・・・(いい感じでギターとつま弾く)
わりとみんなもそういうことってあるでしょ?
と、突然聴衆に振る。
(会場がちょっと小さな笑いに包まれたり)
・・・・・・・
喋り続けているわけではなくて、なんとなくシーン・・・みたいな間があるんだけど、わたしだったらフライパンに肉入れて中に火が通るまでのあの間がシーンとしちゃうのが怖くて、めっちゃ意味もなく「えーっと、じゃあどうしよっかな~焼けるまでなにしゃべろっかな~」とか言っちゃうんだけど、ミュージシャンの場合のあの間がまたいいのよ。
でさ、雨の日の夕方に交差点のところのカフェの二階から、ボーっと何を見る訳でも無く、
俺は外を・・・・こう・・・眺めててさ・・・
(※台詞はわたしが適当にイメージで書いてるだけですんでお構いなく)
・・・・・・・しーん
ぽろ~ん(ギターをいい感じでつま弾く)
カフェの2階には俺の他には、カップルが居るだけでさ・・・
カップルが仲良さげに今見てきた映画の話をしてるわけよ、ここのシーンがよくなかった?とか、わかんないけど。
たまに聞こえてくるわけよね。
・・・・・・再びしーん
外は雨でね・・・
え、めっちゃよくない?
なんかこの間。
心地よくない?
それでは次の曲、「カフェの2階から」
えーーーーーーー!そんな始まりだったんだ!みたいな。
始まってたんだ!その話から!!!!!!!!前振りだったんだ!!!!!!!
っていうのがめちゃくちゃ面白くて。
ただの雑談じゃなかった・・・・
あーーーそうなんだ・・・そういうエピソードがあったのね~なんて思いながら聞くのと、なんの勉強もせずに聞くのとでは全然違うなーっと。
これ絶対次の料理教室で使おう・・・1品ごとにそのエピソードを話す。
そして間を恐れない。
トントントントントン・・・(包丁で刻む音、挟む)
そんなわけで、
(いい感じの間)
今期、なーさんの学年で役員することになりました。
(まさかの繋がりはここ)
※お知らせ
アメリカンミートさんで月一で連載している「井上さんちで人気の肉レシピBEST12」が更新されていますー!
今月はすぅさんの大好きなレシピ。
厚揚げと牛肉を使ったヘルシーなステーキです。
(わたしの外食時のイケナイ写真wと一緒にお楽しみください)
なんと11刷目が決定しました!
ありがとうございます・・・。
↓↓↓↓
井上 かなえ
文藝春秋
2015-09-28
沢山の方にお手に取っていただき、感謝しております!
本についてのわたしの思いを書いています→☆☆☆
続きはメイさん↓↓↓↓↓↓