2006年8月9日(水)

本日8月9日水曜日の晩御飯
*★絶対オススメ★パセリが大好きになるポークソテー(レシピはコチラ
*残り物中途半端野菜を炒めたもの
*プチトマト・・・・以上ワンプレートで
*レタスとシメジのマリネのサラダ


ブタミンぱわ~~



晩御飯の時間になってもあまりお腹が空いてなかったのだが、とりあえず並べて写真は撮っておこう・・・でも食べられないかも・・・・お肉はなーちゃんやすぅにやろう・・とぐずぐずと席に着いたが、杞憂だったようだ。
なんのことはない、写真にある量全て食べられた。

食べすぎ・・・(;´Д`)ノ





本来ならば今日もここで「朝ごはんプロジェクト」第6日目の兄さん作の朝ごはんの写真を載せているところだ。


結論から言えば、今日は朝ごはんの写真がない。






ぶっちゃけ、てんきちは今日朝ごはんを作らなかったからだ。

朝ごはんプロジェクトもあと残すところ2日になり、ここへ来て中だるみが生じているらしいてんきち。
本来ならば前日の朝の時間、まさにその日の朝ごはんを食べながら次の日の朝ごはんのメニューを母に報告し、その内容によっては買い物するものを書き出したり、また下ごしらえなどがいる場合は夕方までには作り方を把握し、それに沿って準備しておかねばならない。

朝ごはんを作り始めて5日。
そろそろ自発的に行動を起こしてほしいと少し思っていた。

「明日の朝ごはんの予定は?」
「何を買えばいいの?」
「作り方は調べたの?」
「○○はしたの?」

いちいちわたしが指図してから動くのではなく。


明日はこういう献立だから、○○の作り方を知りたいんだけど・・・
○○を作るんだけど、○○を買いに行きたい。



そういう発言が出るのを待っていた。




そんな母の願いとは裏腹に、今朝、兄さんはなかなか起きても来なかった。
「お腹空いたよ。
早く起きて朝ごはん作りなさいよ」
朝っぱらから怒鳴りたくもなかったので、なるべく感情的にならずに優しく言ったつもりだ。

昨日の夜、遅くまで起きてるからでしょう!
早く寝なさいって言ってるのに!

喉元まで出かけた小言もぐっと我慢し、彼が起きてくるのを待っている間に、スローな兄さんを待ちきれずに「朝ごはんプロジェクト」の献立表が書かれた自主勉強ノートを見ていたわたし。



今朝の献立を見る。


・ごはん
・納豆
・辛子明太子
・海苔の即席スープ
・味付きゆでたまご(前の日に仕込む)





・味付きゆでたまご(前の日に仕込む)








( ̄_J ̄)ん?
まさか・・・・・これ・・・・・・・




まだ自室で布団から抜け出せずに居た兄さんのところへ行く。

母「てんきち、今日の献立の中に味つきゆで卵って書いてあるよ。


これは、昨日の夜のうちに作っておくべきものだったんじゃないの?」




わたしの知る限り、昨日の夕方兄さんが卵をゆでていた気配は微塵にも感じられていないし、わたしや家族が寝静まった夜中にひとり卵をゆでていたとも考えられない。
しかも昨日、兄さんは味つきゆで卵の作り方さえも調べている気配はなかった。




とりあえず、さっさと起きて身支度を整えて台所へ来るように指示を出してから一足先に台所へ戻る。

味付きゆでたまごの代わりになるもの・・・・

スクランプルエッグ?
目玉焼き?

そうだ、レンジで温泉卵を作らせて、出汁醤油をかけて食べるというのにしようか。
あれなら短時間で出来る。



ようやく起きて布団をたたむ気配のする兄さんがまどろっこしいので、冷蔵庫から卵を出しておいたり、納豆も出してやり、鍋を出したりご飯のお茶碗なども用意する。




暫くして、パジャマのままふてくされた顔でリビングに現れたてんきちは、あろうことかそのままソファーに寝そべり、テレビのスイッチを入れて眺め出した。




わたしの中で小規模な爆発が起きる。


「てんきち?

朝ごはんはどうしたの?
作らないの?」




てんきち「だって出来ないじゃん」



目覚ましテレビを見ながら、こちらにいる母を振り返りもせずに機嫌悪くそう言い捨てたのだ。






当然母さんは激怒した。

休火山がその長い眠りから目覚め、天地を揺るがすかのような大噴火を起こすが如く怒り狂った。



出しておいた卵を全て冷蔵庫に音を立ててしまい、お皿だの鍋だのも割れんばかりに盛大な音を立てながらもとの場所に直す。
食器棚を、ありえないほどの力で、思いっきり閉め、冷蔵庫を蹴り、シンクに乱暴に皿を投げた(割れない程度に加減しながら)。

あまりの母の激高に恐れをなしたなーちゃんなどは口も利けなくなっていたし、すぅは
「母さん、好き。母さん、好き?母さん、好き。すぅちゃん、好き?」
とオロオロと兄さんと母の顔を見比べていた。

そして当の兄さんはと言うと、さっさと逃げ出した。




怒りのままに母と妹達が朝ごはんを食べているのを知りつつも、こちらの部屋に現れもせず、自室に引っ込んでしまった。

さっさと朝ごはんを済ませ(兄さんの朝ごはんは当然用意しなかった)、部屋を片付けながら兄さんの部屋を通りかかると(決して首を入れて覗いたりせず、全く無視しながらちょっとだけ視界の端っこで確認したところによると・・)、どうせ寝転んでマンガでも読んでるんだろうと思っていたら、宿題を始めているようだった。

フン!
そんなことで母の機嫌を取ろうったってそうは問屋が卸さない。



自室にて猛勉強中のてんきちを無視して掃除し、ゴミ捨てに行き、洗濯物を干し、朝ごはんの片づけをし、なーちゃんとピアノを弾く。
なーちゃんとピアノを弾く頃にはわたしもようやく冷静さを取り戻し、
(朝ごはんはやはり全員抜くべきだったな・・・ヤツにことの重大さを気づかせるためには是非ともそうするべきだった・・・勝手に朝ごはんをわたしが作ってわたしやなーちゃんたちが食べたのは間違いだった。)
と反省するまでになった。


と、このあたりで10時を過ぎた。


兄さんの朝の勉強タイムが終わる時刻だ。



隣の部屋から聞こえる、機嫌を直したらしい母の声を聞いてもう怒ってはいないだろうと安心して出てきたらしい兄さん。

てんきち「今日さぁー、頑張ったからもう割り算のところ全部終わったで!!」




母「その前に何か言うことはないの?」(#`-_ゝ-)


機嫌が直ったと思った母が般若のような顔で振り返る。

思わぬ母の台詞に(やはり怒られる・・・・)と一瞬にして表情が固まるてんきち。




てんきち「・・・・・今日は、朝ごはんを作らなくてすみませんでした」


母「他には?何か言っておくことはないの?!」



てんきち「・・・・・・食材を無駄にしてしまって、ごめんなさい」



母「てんきち、母さんが朝起きて昨日の夜準備するのを忘れたからって、朝ごはんを作らなかったことがあるか?
用意してなかったからって、みんなの朝ごはんを抜きにしたことがあるか?
朝ごはんって言うのは、食べても食べなくってもどっちでもいいもんなんか?」



てんきち「・・・・・よくない・・・です」



母「そうやんな!そういうときにはどうするねん。作らんかったらそれでえーんか!」



てんきち「いや・・・・・」



母「用意しておかなかったものの代わりに何が出来るか考えるんちゃうん。

分からんかったら、母さんに聞きに来たらいいんちゃうん。

母さん、ゆで卵の代わりに温泉卵でも作ればいいと思ってたのに」



てんきち「はい」



夕方、兄さんに明日はどうするのかと聞くと、今日作るはずだったものを明日の朝作りたいと言ってきた。

母さんの指導の下で機嫌麗しくゆで卵を作り、漬け汁を作り、味付けゆで卵の仕込を滞りなく終了。


兄さんは朝の罰として夕食の準備に使った調理器具やお皿を全て洗った。





明日は早起きしなさいよ。
大噴火が起きないうちに。