オットは多趣味だ。
長年近くで静かに、口出しすることなく観察してきたのでだいぶ理解してきたが、これまでにも様々なものに手を出してきた、書かないけど。
そのすべてを同時に行うのではなく、3年ずつ周期くらいでマイブームが去っていくらしく、
Aという趣味を3年ほど続けた後は、突如一切やらなくなってBへ移行し、
そのまままた2.3年熱心にやっているなと思ったら次はCへ移行する。
CからはDへ行くこともあれば、AやBに戻ることもある。

そんな趣味バリエの中のひとつに釣りカテゴリーがあるのだが、これはバス釣りバージョン(食べられない魚釣り)と海釣りバージョン(食べられる魚釣り)があり、今は海釣りがマイブームのようだ。
月に一度くらい、和歌山だの徳島だのへ一人で行っていたようだが(知らんけど)、これまでは釣った魚を持ち帰るわけではなかった。
(息子はどんなに小さな魚でも、それがたとえ1匹だったとしても得意げに持ち帰るw←迷惑や)

しかし出かけるときには必ず
「来週の何曜日、家いる?魚持って帰ってもいい?」
と聞かれるので、家に居るときであればOKを出していた。

が、実際にはいつもオットは何も持って帰らず。
地元の特産品などのお土産を(大量に)買ってくるのみだった。


なので今回も手ぶらで(もしくは淡路島の玉ねぎか鳴門わかめと共に)帰ってくるのだろうと高をくくっていた。







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おお、、、、



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・・・・・・。



いや持って帰っていいよとは言ったが、せいぜい鯵かなと思っていた妻。
それがまさかのチヌ、しかもかなりのサイズが2匹。

というわけで、オットがせっせと大事な釣り道具をふろ場で洗っている間に、
妻はこれらの鱗を剥がし、頭を落とし、内臓を出して三枚におろし、皮をひき、お刺身用に1匹。
ここで力尽きたので(いやわたしは魚屋さんではないからね!!!!!しかも左手今、動かないからね?)、もう1匹は鱗を剥がしておなかを出して丸ごと魚焼きグリルで焼くことにしたわ!
初めてこんな大きな魚の解体作業したけれども、もはやこれは小動物やないか・・・
どんだけ血・・・(もはや何も目には映っていない、手には触っていないと思いながら無心で作業)

鯵が可愛らしく愛しくままごとみたいに感じたわ。
こちらはもう、頭落としておなか出して塩して冷蔵庫へ。
ここまでしておけば翌日に使えるでしょう・・・


奥さん、悪戦苦闘すること2時間。
出来た晩ごはんがこちらです。



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6月9日(水)の晩ごはん
*チヌの塩焼き焦げてるけど気にしないで?
*チヌのお刺身
*チヌのうしお汁
*にんじんしりしり

刺身はちっちゃくなっちゃったし、塩焼きは黒焦げだけど、いや~美味しかったよ!
たくさん釣ってきてくれてありがとうオット!









夜、風呂に入る前に化粧を落とそうと鏡を見たら、左頬にカリカリに乾いたでっかい鱗がついていた。
よく見れば、左の二の腕にも。
首にも。






オットへ。
次の趣味は、魚のさばき方を習う料理教室に通うっていうのはどうだろう?

(できれば次はきれいな切り身の状態で持って帰ってきてほしい)








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