現在大学4回生の息子はこの春で無事に大学を卒業する(んだと思う・・・知らんけど)。

卒業旅行は、たった一人で飛行機を乗り継いで16時間半(←これは純粋に空に居る時間で、地上で乗り継ぎの時間を含めると恐ろしいほどの時間に)という、帰りは18時間弱という、アラフィフ母さんには考えられないような遠くまで出かけるそうだ。

実は昨日、もう旅立った。
たまたま昨日はオットの仕事が休みだったので(年度末なので調整のため週1の割合で平日も休みがある)、空港まで送って行ってやろうということになった。
21歳の成人した息子を、両親揃って空港に見送りに行く図www
典型的な過保護なのでは?という息子側の恥ずかしさについては、
ヤツが中学高校時代、わたしたち両親は一度もサッカーの応援に行くことを許してもらえなかったので、それをここでチャラにしてもらおう。

12時半に家を出るということになり、そうなると母さんはもういつも約束の時間の1時間前までには化粧は完璧に済ませ、着替えは30分前までに済ませ、15分前にはすでにコートを着てかばんを持って立って待っていた。
10分前行動ならぬ、15分前完璧行動。
落ち着きがないから、立って待つ(いいから座れ)。

息子はというと、彼もまた5分前にはスーツケースを玄関に並べ、ジャケットを着てスタンバイOK。
いつでもすぐに出られる状態に入った。




えーっと、さて。
オット。





オットは外での待ち合わせなどの時は異様に早く集合していたりするにもかかわらず、家族でどこかへ出かけようというときなど、そういう場合の約束の時間は目安の時間でしかなく、12時半というのは12時半のことではない。
そろそろ準備をしようかとコーヒーカップを置いて新聞をたたみ、ゆっくりと立ち上がったのは12時10分だった。
その時点でまだパジャマに眼鏡やから。

妻の化粧は5分で終了するが、オットは身づくろいに30分以上かかる。
ひげを剃ったり、顔を洗ったり、コンタクトを入れたり、化粧水をしたり、クリームを塗ったり(顔だけじゃなく全身な←だから真冬でも上半身裸で極寒の洗面所にいる)あとはもう何をしているのか知らんがとにかく遅い。
やっと洗面所から出てきたでと思ったら今度はトイレタイム。
おっそいおっそい。
まだパジャマ?
( ゚Д゚)ハァ?
もーーーー






イラッ






いや、わたしは15分前からもうエンジンは温まってアイドリング状態になってるから(勝手に)、余計遅く感じるだけなのだが、しかし息子はもう慣れたもの。
普段から二人で釣りへ行ったりしているから、パパの準備の遅さについては充分理解しているのだろう。


わたしのように
「遅いね」
「まだ?」
「もう12時半なるで?」
「・・・・・」(無言でドアを開けて顔を見る←嫌味な行動しなさんな)


とかイラチなことは一切言わない。

ただただじーーっと待っていた。







ふと、オットはあの時もまた、今日のように準備が遅かったというのをわたしは思い出していた。
あの日。
そう、22年前の3月6日のまだ夜も明けぬ午前4時。
お腹がしくしく痛むが、これは何の痛みだろうか?
痛くなったり痛くなくなったり。
我慢できないほどじゃないけどやっぱり痛い。
朝まで待つか?
いや、でもさっきより痛みの感覚が狭まったような気がする。

・・・・トイレか?(違う)


いや、これはやっぱりおかしいと思って意を決してオットを起こし、病院に電話。
すぐに来てくださいと言われ、そこからオットの朝の身づくろいが始まったのだった。
痛い・・・・・!いたたたたたたたた・・・・・・・!


ぶぃ~~~~~ん(のんきに髭を剃るオット)



痛い!痛い!また痛いの来た!



ぶい~~~~~~ん(まだのんきに髭剃り中)



のんびりと身づくろいするオットを痛みに耐えながらそのまま100時間ほど待ったあと(その時もたぶん昨日と同じく30分くらいだったんだろう)、ようやくオットの運転する車で病院へ行った。
(その道中もなぜか道を間違って、病院がどこだかわからなくなったりした←もはやおなかの痛みとその苛立ちから喋らなくなったのを思い出す)


病院へ着いたらすでに陣痛は3分間隔。
外で待っていた看護師さんに
「来るのが遅すぎます!!!!!!!」
と怒られながらそのまま車いすに乗せられて分娩室へ運ばれた(オットの準備が遅かったんですと心の中で即答しながら)。





あの時も長男はオットを待っていた。


その後2人産んだが、この長男の出産のみが唯一の立ち合い出産だった。
妻を病院入り口で降ろし、自分はゆっくりと駐車場に車を停めた後、(いよいよ産まれるのか、俺も父親になるのかと)のんびりと厳かな気持ちになりながら病院へ入ったところ、血相を変えた看護師さんが飛んで来て
「旦那さんですか!立ち合いですよね?!もう産まれます!何してるんですか!早く!」
と、猛ダッシュで分娩室へ。

心の準備も何もなく、オットが分娩室へ到着して5分後くらいには長男は誕生したのだった。















出発前に、3人で空港で昼ごはんを食べたのだが、わたしは息子がまさか先日買ってもらったばかりのそこそこ高級な腕時計(卒業祝いにオットが買ってやっていた←卒業するのかまだわからない時期に)をまさかしてきているとは思わなくて、
「そんな大事なものをしてきたらアカンやん!
なんかあったらどうすんねん!!!
取られるで!!!外していきや!!
時計がいるならそのへんで1000円くらいの時計を買えばいいやん!」

と言ったのだが、




その時にオットは息子に




「もしなんかあったら、その時は時計を売ればいい」



と笑って言っているのを聞いて、



あーーーわたしはこの人と結婚してよかったなぁと思ったのだった。




昨日の晩ごはん
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昨日の2月8日木曜日の晩ごはん
手前がわたし、奥がオットですがご覧のように全く別メニューです。

オットは
*焼きそば
*餃子
*酢の物
*具沢山スープ


わたしは
*ひき肉味噌とトマトのごはん
*具沢山スープ


すぅさんはオットと同じメニュー、なーさんは本日体重測定日なので、スープとトマトのみでした!

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キャベツが溶けてしまった、、、


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ひき肉味噌はたくさん作って少しずついろんなお料理に使っています。
こないだのお昼の担担麺とか。今朝のお弁当とか。




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