おはようございます!
今日は、もう間もなく文藝春秋さんからかな姐のレシピ本、新刊が出ますというお話をします。


文藝春秋さんといえば、これまで
2015年の9月に
「てんきち母ちゃんの朝10分、あるものだけでほめられ弁当」通称ほめ弁


そして2016年の9月に
「てんきち母ちゃんの夜10分、あるものだけでおつまみごはん」通称夜おつ

の2冊を出させていただいていたのですが、今回はその10分シリーズの第3弾として

「てんきち母ちゃんの あるものだけで10分作りおき」!!!!!
(※通称募集中)





そう、かな姐の次の本は作りおきなんです。
もうずーっとずーっと次に出すならば、かな姐の作りおきの本をお願いします!って何人もの読者さんからリクエストされていたんですが、そしてなーさんと同じ部活のママ友にも
「なーちゃんママ、次に出す本は作りおきの本にしてーな」
とお願いされてたんですが、



この度やっと。
内容を考えて考えて、めちゃくちゃ考えて作りました。

作りおきっていうと、普段からやっていますよっていう方と、あーーーうちはそっち系はやらないです、っていう方が真っ二つに分かれる分野になると思うんですが、ちょっと待って。
そっち系はやらないんですっていう方も、ちょっとお話だけでも聞いてやってください。


実はですね、わたしも同じなんです。
作りおきって
「今イチおいしくなさそう」
「作るのが面倒くさそう」
「毎日同じもの食べるの?それって飽きそう」
って思ってました。
敷居が高いというかなんというか。


なので世の中でどんだけ作りおきがブームでも、うちは結構ですのよオホホホホって思ってたんですが、
でもよく考えたら、東京出張の時とか仕事で帰宅が遅くなる日(そして飲み会の日も)、家族のためにおかずを作って冷蔵庫スタンバイさせていくことは普通にありました。
それを作りおきって呼んでいないだけで、作ってました!!
出来立てのアツアツを食べないおかず。
ちょっと多めに作って次の日も副菜として食べるおかず。
冷蔵庫に入ってるのを出して、レンジで温めなおして食べるおかず。



この本は、作りたてじゃないと美味しく無いおかずは一切載せていません。

作りおくからこそ美味しいおかずを考えておきました。
なので、うちのように家族の晩ごはんの時間がみんなバラバラのご家庭用に使ってもいただける本です。


これまでの10分シリーズのように、特別な食材や調味料は一切使いません。
ぜーんぶ知ってる材料、おなじみの調味料。
買い物へ行かなくてもわりといつも冷蔵庫に入っていがちなスタンダート食材。
それらを使って、

買い物から帰ってきて、買ったものを冷蔵庫に入れる前にささっと10分。
晩ごはんのおかずを作りながらでも、その横でささっと10分。
朝ごはんを食べ終わった後、お皿を洗うついでにその横でささっと10分。


ほめ弁や夜おつと違うところは、実働が10分なところ。

弁当やおつまみは1、2人分の分量だったので10分以内に作れたんですが、さすがに4人分を10分以内に作るのは美味しさが二の次になってしまったり、やっつけ仕事になってしまうので、そうなるとわたしのこだわりたいポイント(美味しくなくちゃ食べる意味がない)とずれてきてしまうので、今回は実働っていうことにさせていただきました。
せっかく作りおきするのに、1人前とか2人前作ってもしゃーないから!
いっぱい作るから作りおきなんだし(レシピは基本4人分~作りやすい分量で書いています)。




まず最初の章では、ただただ作りおいて美味しいおかずを集めた30品。
うちの家族のお墨付きのものばかり。
作りおきってどんなおかずなの?っていう作りおき初心者さんにもぜひお試しいただきたいおかずを載せました。
まずはここの章で何品かお試しいただき、あ、これ美味しい!っていうのを実感していただきたく思います。


2章では個人的にめっちゃ気に入っている章なんですが、
作りおきだからこそできる、アレンジ可のおかずです。
例として・・・
わたしのレシピの中に、鶏むね肉のしっとりソテーっていうド定番のレシピがあるんですが、それってめっちゃシンプルに鶏むね肉を塩コショウして焼きましょうっていうレシピなのね。
しっとり焼くためにはちょっとしたコツが何点かあるんですが、それさえ守っていただければあの安価でヘルシー代表みたいな鶏むね肉がめちゃくちゃ美味しくソテーできるんです。
そして塩コショウしかしていない胸肉のソテーだからこそ、ここからがポイント。
いろんな味で食べられるんです。いろんなアレンジができるんです。
晩ごはんのおかずに、弁当のおかずに、朝ごはんにおつまみに。おもてなしに。

この章ではそんな胸肉のしっとりソテーを筆頭に、シンプルで使いまわしのきく料理をご提案。
鶏むね肉、鶏もも肉、ひき肉、例えばレンジで作るホワイトソースやトマトソースもここに出てきますよ。
これがほんっと便利。
各シンプル料理にはそれぞれ、アレンジは何点かずつ載せてるんですが、ここはもう自分の好きなようにすぐ食べられる素材として自由にアレンジして食べてほしい!
すぐ食べられる代表の市販品、ツナ缶やウインナーやハムみたいな便利食材のメインおかず版みたいに使ってほしいと思って作りました!


そして3章ではお得意の野菜1品でできるレシピの野菜図鑑みたいなページにしました。
冷蔵庫の野菜室の中で必ずどれかはあるであろう野菜は全てここに入れました。
ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、ありますあります。
白菜、キャベツ、大根、ありますあります。
ナス、ピーマン、ブロッコリー、長芋、カボチャ、セロリ、ごぼう、ゴーヤ。
夏になったらめっちゃ安くなるヘビロテ野菜も多数!


ジャガイモだけ、人参だけ、玉ねぎだけ、だけだけでできるだけだけレシピ。
これほんと便利なんです。
あれこれ要らないから、それだけしか要らないから、わざわざじゃないから。
あ、これジャガイモしか要らないレシピかぁ・・・・・じゃあちょっと作ってみよっかな!ってなるはず。


そしてここにもそれぞれの野菜に、アレンジのできる野菜おかずの素みたいなのを1つずつ作りました。
例えば人参はとりあえず使う予定がなかったら塩もみ人参にして保存しておき、これを使ってツナサラダ作ったり、キャロットラペ作ったり、ナムルにしたりしましょうっていう。
もう自由にアレンジできる、半調理済みの便利野菜、幅のある、伸びしろのあるレシピ(本田選手)。

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ほめ弁の時にも書いたのですが、わたしの現在の普段のお仕事は、主にCOOKPADさん内のページにある企業さんのレシピ開発で、そんなレシピの仕事を長年やらせて頂いているうちに、

お料理が苦手な初心者の方にも作ってみたい!と思われて、そして実際にも大変作りやすく間違いなく美味しい料理とはどんな料理か、っていうのが自分で言うのもなんなんですが、ほんと得意なんです。

・一般家庭によくある食材で
・お料理初心者さんでも作れる簡単さで
・調理時間が短い




2月16日の発売になります。
ネットでも予約を開始したので貼っておきます。





てんきち母ちゃんの あるものだけで 10分作りおき [ 井上 かなえ ]
てんきち母ちゃんの あるものだけで 10分作りおき [ 井上 かなえ ]


そして今回も、文藝春秋さんといつもお世話になっておりますレシピブログさんがコラボして、予約特典キャンペーンを考えてくださいました。
ネットでご予約いただいた方全員に、シークレットのデジタルプレミアムレシピ2つをプレゼントします!

キャンペーンページはこちらです。



そしてまた詳しくページができるはずなんですが、現在リアル書店さんでもキャンペーンをしてくださるという計画や、そしてイベントの計画もチラホラ。

決定したらすぐにまたお知らせさせていただきます!!!!!!!!






本屋さんで見かけたら、パラパラっとめくって頂けたら嬉しいです!
いつも、家族のちょっとしたおバカな小話とか、自分のアホな話とか、そんなんばっかり書いていますが、そんなわたしの本業は料理だってご存じない方もいらっしゃるかもしれないですが、
そんなわたしが真面目に作った本です。
よろしくお願いします。



長文になりました、すみません。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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