2006年2月2日(木)

本日の晩御飯
*タンドリーチキン(パティシエママのレシピはコチラ )レタス添え
*トマトとパプリカ、枝豆のカラフルなサラダ
*蓮根と昆布のきんぴら
*ブロッコリーとベーコンの炒め物
*味噌汁



漬けて焼くだけヽ(´▽`)/うれし~ぃ


タンドリーチキンはレシピでは鶏モモ肉でジュ~シィ~♪になっているのだが、前回このチキンを作ったときに例の口うるさいご意見番あの方に
「美味しいねんけど、今度作るときはミシミシっとした白いほうの肉で作って~や」
と言われた。
ミシミシっとした白いほうの肉・・・・要するに胸肉のことだ。
ご意見番はとにかく脂が苦手。
ミシミシっとした豚の背ロース、ミシミシっとした牛もも肉、ミシミシっとした鶏ささみなどなどがお好み。
そりゃ~いいですとも!
胸肉のほうがいしカロリーも少ないしヽ(´▽`)/
でもパサパサにもならず、しっとり柔らかく焼きあがったようだ。
帰ってきてからの反応が楽しみ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(*´∀`)゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


蓮根と昆布のきんぴらは出汁昆布用にしようと思って買ってきた昆布の再生レシピだ。
買ってきてからよ~く見ると、出汁昆布ではなく、「早煮え昆布」と書いてあった。
どっちでも出汁さえ出りゃいいだろうと、いつものように出汁を取ってみたがイマイチ出がよくない・・・・薄っぺらいのだから当たり前なのか?( ̄Д ̄;;

口惜しいので出がらしの昆布を千切りにして料理してやった。


・・・・・・・・・意外に美味しかったので許そうヽ(´▽`)/








1日のうち、一番わたしが多く使う言葉ってなんだろう。

「いい加減にしなさい」
「うるさいよ!」
「誰?喧嘩してるのは!」
「さっさとする!」
「早く!」

食事中ならばこれにプラス
「左手!」
もかなりの頻度で言っているはずだ。


この「さっさとする!」と「早く!」。
きっと誰しも幼いころには言われていたであろうその言葉は、わたしがまだ子供だった頃もよく母から言われていた言葉で、そしてそういえばこの言葉が大嫌いだったはずだ。
尖がった母の声を聞くと緊張し、怒られないようにせねばと縮こまった。



一昨日の夕方、絵画教室の体験になーちゃんを参加させに行っていた。
兄ちゃんはサッカーをやっているし、なーちゃんにも何か習い事をさせてみるのもいいかもしれない、どうせやるのなら本人の一番興味があるものがいいだろうと言うわけで、それならお絵かきでもどうかと思ったのだ。

クラスは極少人数だったようで、これなら先生の目も充分届く。
説明を受けた後は実際になーちゃんが教室に参加するのをすぅと一緒に後ろから見学させていただいた。

もっと先生からの指導的なことが受けられると思っていたのだが、どうやらそうではなかった。
この日は自分の手のひら、手の甲をじっくりと観察し、予め手の形が貼り付けてある画用紙に鉛筆でスケッチさせ、さらに絵の具を使って色も塗る。
生徒達はすぐに先生の意図を理解し、早速画用紙に向かって鉛筆で自由に描き始めた。
手のひらのシワを画用紙全体が真っ黒になるほどに多くの線で表現している子。
さささーっと適当に描き1分もしないちに飽きて絵の具に走る子。


なーちゃんはと言うと、先の子達が絵の具を塗り始めてもまだ画用紙は真っ白のままだった。


先生に「手のひらにはどんな模様があるかな。」
「シワはどこにあるかな。自分の手を見てごらん」
とアドバイスを貰いながらようやく鉛筆を手にしたが、手にしただけだった。
他の子たちが何を描いているのか気になるのか、それとも間違ったことをしてはいけないと緊張していたのか、彼女は何度も何度も自分の手、それからお友達の絵、そして先生の顔を見比べ、ようやく意を決し真っ白のままの画用紙に1本だけ線を描き入れた。

そのまままた固まってしまうなーちゃん。

「あらー!上手ね。よく見て描いてるのね。もうこれでおしまいかな?」
先生が声を掛ける。


おしまい?ええーーーーーっ(;´Д`)ノもっと描かせてよ!!イライラがだんだん募ってくるわたし。

なーちゃんは先生の言葉にかぶりを振り、画用紙に続きを描こうとするのだが、また鉛筆を空中に止めたまま周りが気になって仕方が無い。

何度後ろから「なーちゃん!さっさと描きなさい」と声を掛けようとしただろう。

何度「早く!ホラ、時間になっちゃうよ!」
と言いたかっただろう。


言葉を寸でのところで飲み込む。

「手のひらにはこんな模様もあるんじゃない?」とか「こうしたらどうだろう」というのも言わない方針の教室らしい。
ただ子供達が感じたままにやりたいだけやればよい、と言うものらしい。
「指の先に指紋って言う丸い模様があるんだよ!ホラここに!!!」どんだけわたしは言いたかったことか。


しかし我慢した。
じっと観察しているとなーちゃんはようやく描く気になってきたらしい。
自分の左手をじっくりと観察しながらシワの数を数えながら描き始める。


わたしは日頃いかに子供達に口うるさく自分の考えを押し付け、子供が自分で何かを発見し喜ぶより前に口を挟んでいたのだろうと反省し始める。



他の子たちが手の絵を描き終え、2枚目3枚目と新しい画用紙に手を伸ばして自由に好きな絵を描き始めても、我関せずなーちゃんはその後、手のシワを一本ずつ丁寧にスケッチし、手の甲の部分はちゃんと小さなつめまで描き、なんと指の根元には関節の丸い模様まで描いた。

自分が満足するまでスケッチするとようやく絵の具を塗り始める。
自分で色を選び、自分で筆も選ぶ。
そして手のひらと手の甲、色を変えて丁寧に塗り、さらに爪にまで色をつけた。

先生に「手の周りの画用紙の空いてる部分になんか描きたい?」
と聞かれ、今度はクレヨンでせっせと描き始める。

何故か黒のクレヨンを手に取ったようだ。
ん?
コーヒーカップなのかな・・・?

あれ?今度はお花をいっぱい描きたいのかな・・・・


しかし花に色を塗るわけでなく、手の周りにモワモワしたものを沢山描いただけのようだ。



ようやく完成したのは教室が終わる10分前だった。
先生に絵の説明をするなーちゃん。

「これはね、手を洗ってるところなの。泡がいっぱいあるところ。これは水が出てくるところ」



これを聞きながら嬉しさの余り涙が出そうになった。
あんまりなーちゃんのその発想が可愛くて。
コーヒーカップと思ったのはどうやら水道の蛇口だったらしい。
毎日外から帰ってきたら、鼻歌を歌いながらこうやって手を泡だらけにしながら洗う。
なーちゃんはそれを描いたのだった。



これがそのときに描いた絵の一部。
左側の茶色いほうが手の甲。
右側の薄い色のほうが手のひららしい。

絵画教室


何時も何時も何かに急き立てられるかのように忙しい大人であるわたし。
「早くしなさい」と「さっさとしなさい」が口癖だなんてのんびり屋さんで慎重派の小さななーちゃんになんて可哀相なことをしていたのだろう。

時には黙ってじっと子供を待ち、子供が自分で何かを感じ、大人はその子のゆっくりとした歩みにあわせてやることの大切さを痛感させられた1時間だった。



とっても楽しかった~!また行きたいなぁ~ヽ(´▽`)/と嬉しそうにわたしに言ったなーちゃん。
よし、来週も行こう。

そしてもっとゆっくり歩こう。
子供の歩調に合わせて。


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いつも温かい応援の書き込み、プッと笑えるコメント、沢山頂きありがとうございます。
なかなかお返事が出来ませんが楽しく読ませて戴いてます*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(*´∀`)゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


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