この「母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記」を始める前に書いていた日記を発掘して貼り付けるシリーズ第三弾。
これはなーさんが幼稚園(年中さんから入りました)に入園した直後に、HP(懐かしいホームページビルダーにて作成)に書いていた日記です。

(2005年の5月にブログへ移行しました)

第一弾→こちら
第二弾→こちら



2005年4月9日(お花見日和・・・しかしオットのいない土曜日)

昨日、なーちゃんとお風呂に入っているときのことであった。
いつものようにたっぷりの泡を丁寧に立て、洗顔していたわたし。
その様子をなーちゃんが湯船の中からじっと見つめる。
「母さん・・・・・母さんは顔がわるいから顔を泡で洗うの?」


わ・・・・・・わる・・・・・・・わるい・・・・(;´Д`)ノ



「いや、ぁの~・・・・そうじゃないの、えっとね、顔が・・・・顔が・・・・わるい?悪いじゃない、えーっと・・・・なんていうの?!なーちゃんわかんないよう」


大好きな母さんを傷つけてしまった!どうやら自分は失言してしまったらしい!
焦りまくるなーちゃん。
その様子がおかしかったので何度も

「わるい?母さん顔わるい?」

とショックを受けた顔で聞く意地悪なわたし。

「違う!ちがーーーーーーーーーう!違うってば!母さん!かーあーさーんー!分かった!顔ね、顔・・・・」


今朝も思い出したのでしつこく聞いてみた。


なーちゃんが独り言のようにつぶやく。


「母さんはどうして化粧するのかな。顔が・・・・・顔が・・・・・・・」




「悪いから?」


「違うもん!なーちゃんそんなのゆってないもん!(;´Д`)ノ」







2005年4月21日(すぅがお熱の木曜日)

すぅ、発熱。
朝真っ赤な顔をしているので検温したところ、38度。
食欲はないものの、比較的元気だったのでおんぶしてなーちゃんの幼稚園まで行った後、病院へ行った。
帰ってきて熱を測ると38度5分。
う・・・・・・・・・・・・少し上がってしまったil||li _| ̄|● il||li


しかし朝は食べなかった納豆ご飯を全部食べ、瞬く間に寝てしまう。
時刻は10時半。
このまま寝てくれ。眠り続けていてくれ。なーちゃんを迎えに行ってくる間。

11時15分まで様子を見ていたが、起きる気配はない。
薄目を開けて寝ているが、それはわたしの遺伝子を受け継いだ証拠なだけで、起きているわけではない。
薄目というよりほとんど半目を開けて眠るすぅを残し、ダッシュでなーちゃんを迎えに走る。


午前中おんぶして歩いていたせいもあって、膝は限界を超えている。
しかし走るのだ!わたし!!!
なーちゃんをかっさらい、ドタドタ走って家へ舞い戻るのだ。


帰りに絵本を買う約束をしていたなーちゃんをなだめすかし、すっ飛んで帰る。
絵本は兄ちゃんが帰ってきてから買いに行こうよ!
え~~~・・・。だって帰る前に買ったほうがいいのに~~~・・・半べそだil||li _| ̄|● il||li
でもすぅちゃんが起きて泣いてたら可哀想でしょう?
・・・・・・・・・・・・うん。分かった。じゃあ走って帰ろう!かーさん!

肩で息をしながら帰ったが、すぅは半目を開けて寝たままだった。
1時ごろ
「おはよう!!!」

と言いながら部屋から出てきたが、熱を測ると39度3分(;´Д`)ノ
座薬を入れた。



体温計を見つめながら眉間にシワを寄せたわたしに


「かーかん!(母さん)わーって!わーって!(笑って!笑って!)」
と自分が作り笑いをしながら、わたしにも笑うようにと勧める。

嗚呼、早く熱が下がりますように(;´Д`)ノ





2005年4月25日(月曜日)

週明けの月曜日、朝から少しおかしかったかもしれない。
「着替えなさい」と言ってもなかなかパジャマを脱ごうともせず、ぼーっとテレビを見つめている。
洗濯物を干したり、布団をあげたりしながらも、何度もなーちゃんに着替えるように呼びかける。
それでも着替えようとせず、相変わらず突っ立ったまま。
ようやく着替え出したと思ったら、ブラウスのボタン掛けを大幅に間違っている。
無言で冷たくブラウスを直し、乱暴にスカートを履かせ、追い立てるようにして家を出た。
何を話しながら幼稚園に向かったのかは覚えていない。
けれど、左手に日傘を持ち、右手はすぅと手を繋いでいた為、なーちゃんとは手が繋げなかった。
なーちゃんはわたしのジーンズの腰に手を引っ掛け、
「かーさんのお尻に繋いで歩こう~っと」
とやや歩きにくそうにしていたのを覚えている。


幼稚園に着き、教室に子供達がそれぞれ作ったと思われる鯉のぼりが貼ってあったのを見つけ、なーちゃんのはどれかな~?といつもよりも素早く靴を脱いで入っていった。
着替えを手伝ってやらなければならないので、わたしも教室に入る。
着替えが終わり、始まるまでの間、今日は何をするの?と聞くと、本を読みたいと言う。
一緒に本棚のところまで行き、
「じゃぁ、母さんは行くわね」
と手を振ろうとするが、
「もうちょっと一緒に居てよ」
と言うので、少しだけなーちゃんが音読するのを聞いてやった。

1冊読み終えたので、今度こそ「じゃあね」と出て行く。
なーちゃんも「うん。ばいばい」と素直にバイバイする。
靴を履いて日傘を差し、もう一度だけ教室を覗いてみた。
相変わらず本棚の前になーちゃんが立っているのが見えた。

しかし様子がおかしい。
本を読んでいる様子はなく、ただ俯いている。
「なーちゃ~ん!おーい!」と呼んでみるとハッと振り返り、私の姿を認めると、上目遣いにこちらをじっと黙って見つめる。
口がわなないているのが分かった。
すぐにまた靴を脱いで教室に戻る。
途端にわーわーと泣き出すなーちゃん。

どうしたん?なんで泣くの?寂しくなっちゃった?
うえっ・・・・うえっ・・・・・さみ、さみ、さみ、寂しい~~~~~ぃ~~~うわーーーーーん・・・
あっちゃー・・・・・il||li _| ̄|● il||li

なーちゃんの涙をハンカチで拭いてやりながら、わたしまで悲しくなってきてしまった。
すぐに先生が来て、なーちゃんを抱っこしてくださり、耳元で
「なーちゃん、今日はお母さんにプレゼントを作ろうか!」と囁く先生。


瞬く間に涙が止まったようだヽ( ´ ▽ ` )ノ
さすが、先生~♪

後ろ髪を思いっきり引かれながら幼稚園を出る。
なーちゃんのことを思うと涙が出て仕方なかったので、わざと別のことを考えながら帰った。


すぅは家に着くなり寝てしまった(相変わらずなーちゃんがいないと暇なのだ)。


11時半に迎えに行ったなーちゃんは、すこぶる元気だった。
うさぎと猫の何かを作った話を延々としてくれた。






2005年5月3日(3連休の初日、午後からじーじ、現る)

今日はなーちゃんの意外な一面について触れようと思う。
なーちゃんは普段わりと大人しいほうだ。
一人で静かにままごとをしたり、一人で静かに誰かの名前を書き続けていたり、一人で静かに兄ちゃんの真似の音読をしていたり。
そんななーちゃんが人が変わる瞬間がある。

風呂に入っているときだ。

わたし、なーちゃん、すぅの3人で入ることが多いのだが、わたしが髪の毛を洗っている間、暇ななーちゃんの一人劇場が湯船で展開されている。
「お前はちゃんと野菜を食べるんだ。

はーっはっはっはっ、はーはっはっはっは!

そんなことをしていると、おばけが食ってやるからな。

はーっはっはっはっは、はーっはっはっはっは!

いいのか?
悪い子はお尻パチンするんだぞ?それともおばけが食ってやるぞ。


はーっはっはっは、はーっはっはっはっは!」


昨日必死で覚えたつもりだったが、やはり半分以上忘れてしまったil||li _| ̄|● il||li
これが、永遠続く。
何故こんなことを言うのかわたしにはさっぱり分からない。
いつ頃から言い始めたのかも覚えていない。
大体わたしは子供達の声が常にBGMになっているので、面白いことや変わったことを言っていても気がつかないことが多い。
現にこのなーちゃん一人劇場を発見したのはたまに一緒に風呂に入ったてんきちだった。

風呂を上がり、今度はタオルで拭いてパジャマに着替えるまでの間、また別のなーちゃん独演が始まる。
今度は脱衣所の鏡に向かって一人演説をする。
「は~い♪イマザキさん、ありがとうございました~。番組の宛先はこちらです。こちらに住所と電話番号を書いてくださいね~」




イマザキって誰ですかil||li _| ̄|● il||li




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これでレアな日記転載シリーズはおしまい!
このあとの日記は全てこのブログに続いております。
もう10年以上もやってるなんてホンマ・・・笑

現在てんきちは大学2年生、なーさん(なーちゃん)は中学3年生、すぅは中学1年生になりました。
小さいころのようには毎日のことを赤裸々には書けなくなってしまいましたが、これからも細々とやっていけたらなぁと思っておりますので、またお暇な時にでも覗いて下さると嬉しいです。








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